東京暮らし、親は九州。「帰省せずに」実家の資産を守るための完全リモート戦略
「親父が入院した? わかった、すぐそっちに向かうから……」 東京のオフィスでその電話を受けた時、私の頭の中は真っ白になりました。実は、私の親は九州男児。飛行機と電車を乗り継いで半日仕事です。命の危機は脱したものの、次に待っていたのは「退院後の支払い」と「実家の管理」という、遠距離介護の残酷な現実でした。 今日は、東京で働きながら九州の親の資産を守るために私が実践した、「帰省なし」の完全リモート戦略 […]
1入門&リスク篇
「親父が入院した? わかった、すぐそっちに向かうから……」 東京のオフィスでその電話を受けた時、私の頭の中は真っ白になりました。実は、私の親は九州男児。飛行機と電車を乗り継いで半日仕事です。命の危機は脱したものの、次に待っていたのは「退院後の支払い」と「実家の管理」という、遠距離介護の残酷な現実でした。 今日は、東京で働きながら九州の親の資産を守るために私が実践した、「帰省なし」の完全リモート戦略 […]
親が認知症になったら、誰も住まなくなる実家はどうしますか? 「いずれ親が施設に入ったら家を売って、そのお金で施設の費用をまかなえばいいか」 なんて、私も軽く考えていました。でも、いざ親の認知症の症状が進み始めたとき、私は自分の甘すぎる考えを激しく後悔することになりました。 この記事では・・・ なぜ認知症になると実家が「負動産」になってしまうのか? 放置した実家が引き起こす「お金と税金」の生き地獄 […]
あの日、銀行の窓口で私は「泥棒」になった? 皆さんは、銀行の窓口で「あなた、本当に息子さんですか?」と信じられないものを見るような目で見られたことはありますか? 私はあります。 親の介護費用が足りなくなり、物忘れが激しくなってきた父の代わりに、定期預金を解約しようと銀行へ行った日のことです。 親の通帳と印鑑、それに私の身分証明書と戸籍謄本まで完璧に揃えて、「父の入院費を払うので下ろしたいんですが」 […]
「ごめん、印鑑ってどこに置いたっけ?」 「この間も探してたじゃん。引き出しの奥に入れたでしょ」 実家に帰るたびに繰り返される、親とのこんなやり取り。 最初は「年を取ったから物忘れがひどくなったな」くらいにしか思っていませんでした。 でも、ある日気づいたんです。 「あれ? 今さっきも同じこと聞いたよね?」と。 もしあなたも、親のこんな小さな異変を感じているなら、今すぐに行動を起こした方が良いです。 […]
※本記事は、著者の個人的な体験と調査に基づくものです。法的な助言ではありません。個別のケースについては、必ず専門家(司法書士・税理士等)にご相談ください。 安易に「俺が管理するよ」と言ってはいけない理由 「親父、もし認知症になったら口座が凍結されちゃうから、俺が代わりに財産を管理しておくよ」 家族信託を知った当初、私は軽く考えていました。親の通帳を預かって、必要な時に生活費や施設の費用を引き出せば […]
2年前の絶望… あれは2年前の夏、久しぶりに実家に帰省した時のことです。 薄暗い廊下の天井に、黒いシミが広がっているのを見つけました。 「ポタッ……ポタッ……」 雨漏りです。 当時、すでに父は認知症の症状が出始めており、資産管理などが少し心配でした。 しかし、私はどこかで「まあ、父はまだ元気だし、通帳にも1000万円以上あるし、なんとかなるだろう」と高をくくっていました。まさかR […]
確定申告の季節が近づくと、憂鬱になりませんか? 実家のテーブルには、まるで雪山のように積み上げられた・・・親の医療費の領収書! 「これ、誰がやるの…?」と途方に暮れた経験、私にもあります。 かつては週末を全て潰して、親の代わりにレシートをエクセルに打ち込んでいました。 でも、ふと気づいたんです。 「これ、私が勝手に署名して提出していいんだっけ?」・・・と。 実はそれ、法的にはかなりグレー、いや、む […]
「家族信託、専門家に頼むと高いし…自分でできないかな?」 「ネットにひな型(テンプレート)が落ちてるから、それを少し変えればいけるでしょ!」 初期費用を少しでも安く抑えたい気持ち、痛いほどわかります。特に家族信託は数十万円〜100万円近くかかることもありますからね。 しかし、結論からお伝えすると、「ネットのひな型を使って自分でやる(DIY家族信託)」は、リスクが大きすぎるので絶対に辞めたほうがいい […]
「成年後見制度が2026年に改正されるらしい」 「使い勝手が良くなるなら、それまで待ったほうがいいのかな?」 最近、ニュースで成年後見制度の見直しが取り上げられ、このように迷われている方も多いのではないでしょうか。 結論からお伝えすると、「親の資産をしっかり守り、有効に活用したいなら、法改正を待つのはリスクが高い」と言わざるを得ません。 なぜなら、成年後見制度と家族信託では、そもそも制度の「目的」 […]
「うちはまだ、父も母も元気だから大丈夫」 そう思っている方にこそ、知っておいていただきたい数字があります。それが「75歳」という境界線です。日本では75歳を過ぎると認知症の発症率が急激に上昇し、85歳以上では実に4人に1人が発症すると言われています。 認知症は、単に「物忘れ」だけの問題ではありません。一度「判断能力が不十分」とみなされれば、銀行口座は凍結され、ご両親が大切に築いてきた資産は、たとえ […]